PRODUCTION NOTES

きっかけ

2007年に公開した前作『アース』は、1億1200万ドル(120億円以上)の世界的興行収入を叩き出し、ネイチャー・ドキュメンタリー分野で史上最高のセールスを記録した作品の1つになった。その続編が届けられるのに10年かかったのは驚きだろう。

製作総指揮のニール・ナイチンゲールは言う。「1年に1本作る必要はない。本当に驚異的なものを作れると思える特別な機会を探していたんだ。“かわいい”動物たちを見せるよりもっと斬新なことに挑みたかった」。太陽が辿る1日の動きに合わせてストーリーを構築していくというアイデアがチームに浮かんだ時、映画は具体化した。

製作総指揮のニール・ナイチンゲールは言う。「ネイチャー・ドキュメンタリーは、ストーリーが自然である時に最高に輝くんだ。そう考えると、1日というサイクル以上に自然のサイクルと合致したものはない。あらゆる動物、植物、人間が、光と闇に反応する。陽は昇り、陽は沈む。なんと美しい構造だろう」。太陽は時を刻むだけでなく、あらゆる生き物の命に重要な役割を果たしていることは、映画の中心を貫く肝だ。本作は、大都市にいても誰もが自然界と深く結びつき繋がっているのだと、再認識させてくれる。「1作目は人間のいない自然だった」とプロデューサーのスティーブン・マクドノーは言う。「今回は集合体として自然を捉えている。自然VS人間ではない。僕らはこの世界のあらゆる部分と繋がり、共存していると感じて欲しい」。

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撮影技術

成功のカギは、この10年で着実に進化を遂げるテクノロジーだった。特に4K解像度への進歩によって、鋭く生命力に溢れるイメージを映し出せるようになった。1秒に1000コマ以上の撮影を実現するハイスピードカメラで、神秘的な孵化の瞬間を捉えた。また、特別仕様の8ローターのドローンでは、わずか10分の飛行時間で絶滅寸前種のハクトウラングールの撮影に成功。超軽量カメラと、携帯用安定化システムの採用により、まるで動物たちと一緒にいるように感じられる流動的で自然な動きが実現された。また、ローライトカメラの進歩により、夜間のシーンはこれまでより鮮明に、生き生きとカメラに収めることができた。動物によってセンサーが作動したり、防水の箱に入った遠隔カメラによって、通常なら危険すぎる動物や、人間に対して臆病すぎる動物に接近することも可能になった。

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リアル・ハピネス・プロジェクト

BBCと、カリフォルニア大学バークレー校で心理学を専門とするダッチャー・ケルトナーとの共同研究だ。ネイチャー・ドキュメンタリー番組を数分観るだけで、幸せな気持ちが増大し、ストレスが軽減され、ポジティブな気持ちが向上するという。さらに緊張感や不安、恐怖、ストレス、疲労感が減少し、注意力・集中力・思考力が高まる。またストレスを対処する能力やチームワークを円滑にする社会性、さらに身体的な健康ももたらすという結果がでた。テクノロジーやソーシャルメディアに支配される今の時代、本作は一層重要な意味を持ち始めた。ナイチンゲールは言う「現実逃避ではあるけど、とてもシンプルな方法で、幸福感を増すことに繋がっているんだよ」。

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